栃木県北部の那須烏山地区に伝わる「烏山和紙」。
その伝統文化と魅力を 若い世代の人たちに発信し、
身近に感じてもらう活動に取り組んでいる大学生たちがいます。
帝京大学 経済学部 地域経済学科 丹羽ゼミのみなさんです。
和紙をめぐる 現代的な問題を知り、
地域の方々とコミュニケーションを取りながら、
主体的に考える力を身につけ、
自分の言葉で情報発信できる姿を目指して日々学んでいらっしゃいます。
この秋、学祭の催しにおいて、
和紙をつかったちぎり絵のワークショップを
企画されているとのこと。
そこで、
ワークショップを開く時の工夫やノウハウを
学生さんたちに教えてもらいたい、という依頼をいただき、
私(代表の今井)と公認オーガナイザーの柏倉裕美子さんとで
90分の授業をさせていただく運びとなり、先日行ってきました。
学祭では、
いかに多くの人に、ワークショップブースに
気がついてもらい→興味を持ってもらい→参加してもらうか
がとても重要だと思ったので、
私たちが いつも心がけている工夫を
学生さんたちに気がついてもらおうと、
普段イベントに出店するときのような
ワクワクするような装飾をして、
学生さん達をお迎えしてみました。
「わぁ〜なにこれ!かわいい〜♡」と廊下から近づいてくる女子の声に
裕美子氏と小さくガッツポーズ。
簡単に、私たちの自己紹介と活動紹介をして...
早速、まずはワークショップを体験してみてもらいました。
聞いてみると、
このような「ワークショップ」に参加するのは初めて!という学生さんばかり!! また、あちこちで開催されている「マルシェ」や「イベント」にも
ほとんど行ったことがないのだとか。
そういう世代なんでしょうか!?私たちもとっても新鮮でした!!
ワークショップってどんな感じか?もわからないまま、
ワークショップを企画しようとしても、悩んでしまいますよね!
私たちが 普段 ERICCO BOOK PROJECTのことを広める際に、
そもそも、体験してもらわないと、
この良さをわかってもらいにくいことを痛感しています。
なので、イベントなどで体験してもらうために、普段意識している
・気がついてもらうこと(認知してもらうこと)
・興味を持ってもらうこと
・参加してもらうこと
に学生さんたちにも気がついてもらえるように、
後半は ワークシートに沿って ワークショップを体験して得た気づきや考えをまとめながら
今度は自分たちが企画するワークショップについて話し合う時間に。
授業後のアンケートから、
『興味を持ってもらうための雰囲気作りの工夫や、
ワークショップの時間配分、準備すると良いもの、
参加者への声かけや対応など、 実際にみんなで体験して、肌で感じることができて
いい機会だった』といった感想を多数いただき、
「気づき」のきっかけを提供することができたかな〜?と胸をなでおろすとともに、
学生さん達が、どんな風にワークショップを組み立てて本番に挑むのかとても楽しみです。
帝京大学 宇都宮キャンパスだけでなく、
八王子キャンパスの学祭にも赴いて
よりたくさんの若者にワークショップを通して
烏山和紙について伝えたいそうです。
さらにこの授業で得た気づきをふまえて、
自分たちのワークショップ企画を練った案を
さらにフォローしていく講座も今週金曜に予定しています。
丹羽ゼミのみなさん、頑張ってくださいね!!!